私が横浜からここ伊豆に本拠地を移して間もない頃、地元に根差した何かをしたくて、静岡県の通訳ボランティア養成に応募しました。昨日、その時一緒に勉強した仲間の新年会があり三島市へ行って来ました。1クラス12人、そのうち8人が集まりました。卒業して今年で17年で今でもこのように集まっているのは私達のクラスだけだそうです。

毎年、お正月の忙しさが過ぎた頃「今年はどうします~」のメールがあって、”調整くん”というネット上のスケジュール管理画面で日程調整し、会場は在住者の多い三島組が探してくれます。今年は「ムゼット」というイタリア食堂です。ベジタリアンやアレルギーにも対応と言うことで、私はワクワクしながら会場に向かいました。

お店はビルの1階、店内は土曜のお昼なのでお客様が沢山、ちょっと奥まったコーナーに私達のテーブルが用意されていて、懐かしい仲間の姿が・・・ 私は昨年はMさんが倒れて出席できなかったので2年ぶりです。車の人が多いのでお水で乾杯! まず地元の新鮮な野菜のサラダが出てきました。サラダ菜や大根ビーツの千切りにパルメザンチーズ入りのドレッシングがかかたものです。この最初の一皿は話に夢中で写真を撮り忘れました。

次のアンティパストは・・・

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これは皆さんのお皿、トマトの輪切りにパン粉やチーズをのせてグリルしたもの、バージルペーストのブルスケッタ、ベーコンで包んだ里芋のテリーヌ。

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これが私のベジタリアンのアンティパストです。 オムレツ、トマトのチーズパン粉のせグリルは皆さんと同じ、シメジのソテー、プチベールにさっと火を通したのが添えられています。

アンティパストの次のパスタは・・・

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皆さんはラザーニャ

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私はポテトのニョッキです

メインは・・・

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皆さんは肉のハンバーグ、カステラのようなのは人参の入ったフォカッチャ

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私は茄子のハンバーグ。後でシェフにお伺いしたら、茄子を茹でてから小さく切ってパン粉と卵でつないで焼いたとのお話でした。スティックセニョールや赤い蕪のグリルが添えられています。

そして最後に美味しいコーヒーと、素敵なデザートが、

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イチゴのパフェです。

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このハート型のクッキーはバターの香り一杯のサックリした素敵な美味しさ、自家製だと思います。

それぞれのこの1年を聴いて、昨年2015年は、皆さんとても厳しい年だったのを知りました。

昨年末お母様が急死なさり、ご自身も不調があり手術を考えている人。ご自分の病気は克服したけれど、今度は両親や舅姑さんの病気や介護の方。お子さんの学校先生が急死して今その対応に追われている人。舅姑さんとの2世帯住宅での家族の自立と自由に悪戦苦闘している方。遠く離れた一人暮らしの親や姑さんの面倒に通っている方。三番目のお子さんが大学に入りホッとしたのもつかの間、そのお子さんが難病になって術後の心身共の回復の心労でやせ細ってしまった方。

皆さん語学を生かした仕事をしながら、家庭人としても家族のために本当に必死で頑張っている。つらい事も客観的に受け止め、ユーモアを交えながら素晴らしい表現力で話すクラスメイト見ていて、さすが通訳ボランティアと思ったのでした。

ここ数年は厳しい年が続きそう・・・ 3年後の卒業20年の新年会は三島グランドホテルで正装して集まりましょう、ドレスを借りなくちゃ、それまでにボディを調えなくちゃ、笑いと涙の本当に素敵な新年会でした。