「パタサク」が届いて1週間後、お天気も落ち着いたので柵の設置工事が始まりました。
朝8時過ぎ造園土木屋さん4人が到着。事前に販売元からメールで届いた詳しい「設置説明書」を造園土木屋さんに渡してあったのですが、「パタサク」は初めての事でスタートは大混乱、親方が「もう帰りたくなるくらい」と言い出す始末。私は現場に説明書片手に立って、大声で、でも造園土木屋さんが怒り出さない様気を使いながら、設置法を説明。
一晩でもネットや柵なしの状態になると鹿や猪があっという間に侵入するので、それまで設置してあったネットを外しながらの作業です。
今まで張ってあったネットは私が目分量で設置したので、隣地との境界があいまい。敷地のコーナーにある境界の杭から杭に長いロープを張って位置を確認します。
親方は遠くまで見通せる2階のテラスからロープの位置を確認して、柵設置に邪魔な灌木の伐採を下の職人さんに指示します。
上から見ると分からないのですが、立っているのも大変な急勾配の崖、そこを職人さんたちは行ったり来たりしながら作業を進めます。
職人さん達が設置作業に慣れた頃、私は不用となったネットの片付けを始めました。ネットは2重に張ってあるので片付けるのは大変です。
先ず高さ1メートルの低いネットを外して、絡みついたツタや小枝を取り除きながらまとめて行きます。次は高さ2メートルのネットを同様にまとめます。
1つのネットの長さが50メートルもあるので、そのかたまりを抱えて崖から持ち出すのは大変でフラフラです。骨折した足は力が入りにくく未だ不安定なので、注意しながら少しずつ少しづつ行いました。
取り外したネットは合計300メートル以上、出入り口まで運んで、未だ新しくて使えそうなものだけロール状に巻きます。廃棄した方が楽ですが「パタサク」が100%成功かどうかは分からないし、もう必要ない場合はご近所さんに差し上げても良いと、結局半分をとって置く事に。
職人さん4人が2日かかって「パタサク」を敷地の周囲150メートルに設置が出来、補強支柱の取り付けや撓んだ金属フェンスの調整は連休明けという事で、ホッとして連休を向かえる事が出来たのでした。