このところ毎日スナップエンドウを食べています。採れ初めの頃は大切にお澄ましに何本か入れたりしていましたが、直ぐにドンドン採れ始めて、ご近所におすそ分けしても追い付かなくなってきました。

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下の畑のスナップエンドウです。こんなに上手に出来たのは実は初めてなのです。エンドウは11月に播いて小さな苗で冬を越して春になって実をつけるのですが、真冬の寒風にあおられて青息吐息になってしまい今までは上手に作れないでいました。昨年Mさんが体調を崩した事もあって、出来るだけ楽で失敗の少ないスナップエンドウの冬越しをネットで調べていたら、「スナップエンドウの不織布トンネル・わたしは、モノグサトンネルで行く」という月刊現代農業の記事が目に留まりました。そこにあった通りにしたらこのように大豊作になったのです。

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この ”モノグサトンネル” でスナップエンドウを育てる方法を発案したのは栃木県佐野市の島田ミエさんです。女手ひとつの農業で直売所に野菜を出されている実力者、女手ひとつなので力がいらない合理的な方法を工夫されていて、それが独創的で素晴らしいのです。

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島田ミエさん宅はご近所の農家の主婦の方々の情報交換所で、この「スナップエンドウは不織布超小型トンネル」の話も、島田宅でのお喋りを記事にしたものでした。

・・・続いて、二人目のお客さんに対しては、こんな具合であった。「今年はスナップエンドウが生き残っているのよ。この分なら、大丈夫そう」11月中旬播種で、春一番5月どり。のはずだが、これも寒さや霜にはめっぽう弱い。せっかく発芽したのに、茶色く変り果て、根も張れず、ヘタしたらそそのまま「なくなっちゃう」こともあるという。前作など特にひどくてほぼ壊滅状態、苦い苦い思い出である。

だから、ひとまずトンネル栽培で巻き返しをはかることにした。ただ、こちらは小規模なので、さらにモノグサな超簡易版。まず、市中の組み方からして違い、使う資材もはなから不織布のみである。「寒冷紗よりも不織布のほうが、あったかいかな~と思って」これも、開け閉めいらずで、風にも飛ばされない。雨水を通すので、乾燥も防ぐ。さらに虫除けまで ・・・

・・・ 方法は、タネを播いたらそこにダンポールをバッテンに組み、その上か不織布を被せるだけ。両裾は土に埋める。トンネルの背丈は低く幅も狭い小型トンネル。春、成句が進んだらトンネルは撤去し、支柱を立てネットを張る。

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我が家のこの日の収穫は1,3kgでした。10本で50~60gなので200本以上です。この前の日も同じくらい採れました。

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甘くて柔らかい、本当に美味しい今年のスナップエンドウ。島田ミエさん有難うございます☆

島田さんの野菜作りを読んでいると、子供を育てるように野菜を育てていらっしゃるのを感じます。 野菜作りもやっぱり愛なのですね☆