山の下では桜が散りかけているのに、北斜面の標高300m近くの我が家の周りは、まだ寒く、植物は気温の上がるのを静かに待っている感じです。

例年なら3月初めに咲くクロモジが今も咲いているし、春一番に大きくなるシダ類もまだ頭を下げて小さくなっています。以前は真冬に咲いていたクリスマスローズが今満開です。冬と春が混在しています。

昔エジプトに住んでいた時、アラビア語の練習を兼ねての地元の人との簡単な会話をふと思い出しました。季節の話になって、彼らは「冬」の次は「夏」と言い張るのです。だんだん気温が変わって次の季節になるのだから春と秋があると、私が言っても通じませんでした。日本の最近の気候は以前とは違って極端になったと思います。間服を着る時が少なく、冬服の次は夏服になっています。

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玄関の脇のクロモジの花
枝を折ると素晴らしい香りがします、その香りを生かして小楊枝や箸が作られると聞きました。

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クロモジの花

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勝手口の前のクリスマスローズ

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花に見えるのはガクなのだそうです。

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アオキの若芽

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冬中その花を楽しませてくれたミヤマシキミ

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シダの赤ちゃん

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フワフワの産毛に包まれています。

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以前は3月初めに咲いた白モクレン(手前)が、桜(奥)と一緒に咲いています。

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桜は何を考えているのでしょう。