春のエネルギーに押されて全てが急展開で、する事なす事追いつくのが精一杯で息切れしてる私なのに・・・ 約束通り連休明けに、ネットショップ「Down to Earth」から荷物が届きました☆
何でしょう?
ワクワクしながら開けると
小さくたたんだグリーンの服
滑らかで上品な伸縮性のある生地、丁寧な縫製、素敵な襟ぐり・・・
連休前に注文したアーミッシュ風ワンピースが、出来上がって届いたのです。
背が低くて小さいのに鳩胸で手が長い私、上半身はSかM、下半身はXS。なので身体にフィットする既製のワンピースは諦めていた私です。このワンピースはそんな私の悩みを聞いて下さり、全体はXS、バストと肩幅はS、手の長さは私に合わせたカスタムオーダーなのです。
アーミッシュはキリスト教の一派で、17世紀に宗教的迫害を逃れてアメリカに渡ったドイツからの移民で、その質素な暮らし方で知られています。アーミッシュの女性は子供から大人、老人まで、妊娠している時も、このようなシンプルなワンピースを着て今も働いているのだそうです。シンプルな中にエレガンスがあって、どんな風にも着れそうです。
↑パールのネックレスと合わせれば上品で大人しそうに
↓お気に入りの英国のプリントのストールと合わせると明るくモダンな雰囲気に
昔の日本の女性は労働も晴れ着も全て着物でパターンが決まっていました。縫い直し染め直しも出来るし、たためば平たくなるので収納も楽でした。私達の着るものが洋服になって、流行でパターンが変わるので次々服を買わなくてはならなくなり、タンスの中は服で一杯。「着るものを考えるのにもう疲れた!」と、いう人は多いのではないでしょうか?
時代を超え、着る人の年代も問わない、どんな場面でも着れる、そんな服があったら・・・ どんなに楽になりホッとするか・・・
↑ユニクロの3色使いのストールともよい感じです
↓30年以上前に亡き母が買ってくれたグッチのスカーフ、野菜模様がワンピースのモスグリーンに引き立てられて生き生きします
何年か前「Down to Earth」をネットで発見し、オーナーの山中さんがアーミッシュ風ドレスに行き着くまでの話を読んで感動した私は、一度彼女の服を試してみたいと思っていました。
そしてこの2月スエーデンに行った時、Nさんとスエーデンの民族衣装の話をしていて、私はこの「Down to Earth」のアーミッシュ風ワンピースの事をまた思い出したのです。
シンプルな服の原点、現代の民族衣装・・・
そして春になって My Vegetable Haven のようなグリーンのワンピースが欲しいと思ったのです。
「Down to Earth」のショップは生地が選べて写真も豊富なのですが、モニターで見るのと本物の生地の色は違うので決断できず、その事をメールすると山中さんは生地見本を送って下さいました。
ネットショップだけでなく、今月末には期間限定のお店がオープンとのこと。オーナーの山中さんは”アーミッシュ風シンプルワンピースこだわりのポイント”に以下の様に書いていらっしゃいます。
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そのワンピースが可愛くて、上品で、洗練されていて、私も着たいと思ったのがワンピースを作りはじめたきっかけです。私が一緒に暮らしたアーミッシュの女性に作り方を教えてらい、日本でも毎日着られるようにアレンジしました。
納得の行くものが完成するまで50枚以上の試作を繰り返し、半年以上の時間がかかりました。 苦労した甲斐あり、出来上がった作品は絶妙な丈、絶妙なライン、絶妙なシンプルさを兼ね備えた究極の一品です。私がこだわったポイントを、ぜひここで紹介させてください・・・
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市場には安い値段の服があふれていますが、大量の服の生産は大量の材料、大量の労働、大量のゴミと繋がっています。
必要なものを必要なだけ作る「Down to Earth」の服作りは、無駄がなく、エコロジカルで、そこに心があり、正に今からの時代のモノ作りな気がしています。