横浜の家の修理が終わって、Mさんは横浜がベース、私が伊豆と横浜を行ったり来たりの暮らしが始まりました。緑も少なく空気もよくない横浜ですが、新しくい快適なエアコンのお蔭か、この暑さの中、Mさんが意外に元気なのにホッとしています。ダウンしかかっているのは私の方です。

スズメバチに刺さされた後はほぼ完治しましたが、何か飛んで来ると「蜂かも!」と身構えてしまう自分、怖さを忘れるには時間がかかりそうです。3週間以上日が過ぎてしまったのですが、テラスの床下にあったスズメバチの巣の撤去の模様です。

この日午前中下見に来て、午後準備を整えてまた来て下さった管理事務所のスタッフ。

足元にあるこの道具、崖に面したテラスの床下にあるだろう蜂の巣を、外から見るためにスタッフが手作りした鏡です。

この鏡を使って広いテラスの床下のどの部分に巣があるか、写して探します。

巣があったのはスタッフが腹這いになっている場所の、外から40センチ位の場所で、バレーボール位になっているとの事。

テラスの真中や奥にあった場合は、テラスの床を外して床下に入るしかないと聞いていましたが、外側に近い場所だったので、外から出来そうなので、やってみましょうと言う事になりました。

細かい手順や、それに必要な薬や用具の打ち合わせ・・・ 失敗して蜂が攻撃して来たら大変な事になるので、慎重に段取りと準備をなさいました。

安全帯をテラスの柱に結んで、テラスの下の外に少し出てた1階の屋根に一人が降りました。

・・・・  作業が終わりました。 私は作業の無事を祈っていたので作業中の写真はなしです。

巣に噴射した強力な殺虫剤、撤去した巣を入れたゴミ袋も上がって来ました。

スタッフの方の着替えが済んで、声をかけて下さったので、恐る恐る玄関先へ・・・

スタッフ「巣をみますか?」  私「蜂が飛んで出てくるかも、、」  スタッフ「大丈夫ですよ。」

スタッフ「薬で皆死んでいますから。今日は雨で暗かったので外出中の蜂はいなかったようです。全滅です。」

スタッフ「中はこんな風になっています。」  私、無言、鳥肌。

スタッフ「1,2,3、、五段になっています。」  私「丸いから丸い巣でなくて、平たい巣が重なって段になっているんですか、、、」

スタッフ「持ってみますか?」 私「いえ、、、」 スタッフ「重いんですよ。」 私、恐る恐る袋を持ってみる。ずしんと重い。多分2キロ位ある。 私「どうしてこんなに重いんでしょう?」 スタッフ「蛹とか、子育てのための蝋分とか、蜂蜜とか、色々ありますから。」 私、無言。

伊豆の山の中に織物の仕事場を移して20年以上、美しい自然に感動しない日はないのですが、鹿、イノシシ、蛇、蜂・・・ あっという間に大きくなる木や草や蔦・・・ 自然との共存は簡単ではありません。

前回ご紹介したスズメバチ回避のために置いた竹酢液は大成功でした。置いてから目に見えてテラスに来る虫が少なくなりました。蜂が巣を作りだす前に、これを置いておけば来年は大丈夫、と思う事にします。