素晴らしいお天気の連休が続いています。湿度が低くてカラッとしていて、かつての伊豆の気候とは全然違います。なかなか大きくならなかったシダ類が、ようやく葉を広げてきました。

5億年以上も前の古生代から生きているシダ類・・・

激変の地球をよく生き続けて来た、信じがたい気がします。

 

今年はナルコユリが元気です。

昔は早春に咲いていたのに、年々咲くのが遅くなっています。

 

わが家の入口のムベの棚・・・

若葉が一杯、

もう花が付き始めています☆

地味なピンクの花、

秋にはアケビに似た卵型の実がなります。

入口を入った石段の脇にある八つ手、

秋に鹿に葉を食べられてのですが、新しい葉が出てきました。

入口から玄関へ続く小道は、私が大切にしている山野草の小道。そこを春を感じながら歩いていたら・・・

こんな風になった、コゴミを発見しました!

出たばかりの葉が全部食べられています!

コゴミだけではありませんでした。

今年ははゼンマイが少ないな~、と、思っていたのですが・・・ よく見れば、あっちも、こっちも、ゼンマイの芽がほとんど食べられています! 鹿がネットを破って、また入って来たのです。

10年位前から鹿が私たちの住む山の分譲地に来るようになりました。山野草は消え、枯れる木もあって、豊かだった森は奈良公園のようにスカスカになってしまいました。私は山野草を守りたくて、我が家の敷地の周りにネットを張り巡らしました。立っているのも大変な崖地に、自分の背より高い杭を打つのは本当に命がけです。

最初は高さ1メートルのネットを張ったのですが、鹿は軽々と飛び越えてしまう事が直ぐ分り、次に2メートル近い高さの鹿よけネットというのを見つけ、それを張って二重にしました。

でも、このネットは高さはあっても丈夫でないので、鹿はこの黄色いネットを破って入ってくるのです。

それで、今回は破れたネットの上に同じサイズのネットをもう一つかけて三重にしました。

何十メートルも杭を打ちなおし、ネットを張るのは本当に重労働です。でもしなければ山野草はあっという間に全滅です。山が荒れて食べるものがない鹿も必死で、あの手この手で入って来ます。「自然を大切に」と言うのは簡単ですが、そのために何をしたらよいかは簡単ではありません。