台風で雨が降ってカラカラだった畑が潤ったので、Mさんがさつま芋の植え付けをしました。 片手で握れる程の「鳴門金時」の苗50本で、秋には二人では食べきれない程のお芋が収穫できます。

初めてさつま芋を作って収穫した時、嬉しくて直ぐオーブンで焼き芋にしたのですが、甘みがなくてジャガイモのようで、がっかりした思い出があります。 さつま芋は収穫してから2~3か月置かないと甘くならないのを後で知りました。

さつま芋は寒さに弱いので、保存する際も10度以下にならないよう注意します。 私達は収穫したさつま芋を一つずつ新聞紙に包んで、それを段ボール箱に入れ、家の中で一番暖かい場所に置いています。

150515Web10
収穫して7か月以上たったさつま芋、先に小さな芽が出ています

寒くなって空気が乾燥する真冬に、時間をみつけては干し芋をせっせと作ります。 自然な甘みが美味しくて、我が家の冬のおやつの定番です。

春が近くなって、ひんやりとしたものが美味しくなる頃から、さつま芋のサラダが登場します。 さつま芋はその皮の内側に消化酵素があり、皮ごと食べるとお腹が張らないと知ってから、なるべく皮ごと料理するようにしています。

150516Web10

皮ごとなのに変色せず黄色くて、さつま芋の美味しさが閉じ込められている、お砂糖やマヨネーズを使わず、飽きが来ない、しかも簡単に作れる。 そんなさつま芋のサラダが出来ないかしらと、試行錯誤して来ました。 以下は今現在とても気に入っているレシピです。

さつま芋のサラダ
<作りやすい分量>
さつま芋     800g
国産レモン    4~5切れ
塩         小さじ3/4
玉ねぎ       100~150g
塩          小さじ1
白練りごま    大匙2強
レーズン      70g

<作り方>
1、さつま芋は1,5センチ角に切り、水に10分ほどつけてアクをとる。
2、玉ねぎは薄い櫛形に切り、ボールに入れ塩小さじ3/4を振って混ぜておく。
3、レーズンはさっと洗っておく。
4、さつま芋を鍋に入れ、新しい水をひたひたに加え、塩小さじ1を入れ、上にレモンをのせ、  蓋をして火にかける。煮立ったら火を弱めさつま芋が柔らかくなるまで煮る。 最後に煮汁をカップ半分ほど残す。
5、2のボールの玉ねぎから出た水分を軽く切る。 そのボールに練りごまをを入れ、さつま芋の煮汁も入れてかき混ぜてから、レーズンとまだ熱いさつま芋を入れて全体を合わせる。

150516Web1
切るはしからボールの水につけてゆきます

150516Web3
奥から、切って塩をした玉ねぎ、皮むきの白練りごま(レバノン製です)、さっと洗ったレーズン

150516Web8
鍋に、さつま芋、塩、ひたひたの水、レモンの薄切りを入れ、蓋をして火にかけます

150516Web5
カップ半分ほどの煮汁を残して柔らかく煮ます

150516Web6
玉ねぎのボールに、白練りごま、さつま芋の煮汁を入れてかき混ぜます

150516Web7
レーズンとまだ熱いさつま芋も入れます

150516Web9
全体を合わせます

最初は少し柔らかい位が、時間がたつとお芋が水分を吸って調度よくなります。 レモンはそまま入れておくと香りがよくなりますし、食べても美味しいです。 レーズンの甘みとレモンの香り、玉ねぎとさつま芋の不思議なハーモニーが、病みつきになる美味しさです。

150516Web11

作りたてを保存容器に分けて入れ、冷蔵庫で保存しています。
ブランチに、夕食の甘みの一皿として、1週間は美味しく頂けます。