7月末に体調を崩してダウンしていました。ベッドサイドの窓から見える景色をぼんやり見ながら、少し開けた窓から入って来る外気を深呼吸ながら寝ていました。

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星を見ながら眠りたい、そんな私の夢を叶えてくれた寝室の大きな窓、今は木が大きくなって空が少ししか見えなくなりました。窓は内と外の行き交う場所☆ 私の好きな場所☆

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我が家の窓は最初全部木製サッシでした。2004年この地を直撃した風速67メーターの台風があり、その時木製サッシの隙間から窓にたたきつけられた雨水が風で滝のように隙間から室内に入り、我が家は水浸しになりました。それでその後雨戸付きのアルミのダブルサッシに取り替えたのです。

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風のあたらない山側の台所の窓は木製サッシを残しました。

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木製サッシを開ける時の手触りや音は心地よく、木の優しさが伝わって来ます。

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リビングダイニングの窓はアルミサッシです。

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こんな風に雨戸が出て来ます。

寝ていて窓ばかり見ていたので窓の汚れが気になりました。窓が曇っていると自分も曇っているような気持ちになってくるのです。以前スエーデンの織物先生が我が家にいらした時「この家は well organized」と、言われたのを思い出しました。主婦が体調を崩すと家の中が organize されなくなって、生き生きしなくなります。気持ちのよい家で休んでいたいのに、家が滞って来るのです。家は住み手と共に生きているように私には思えます。

それでなんとか起きれるようになって、先ず窓ふきをしました。アルミサッシにしてから窓ふきがとても楽になりました。雨水が入らない構造のサッシなので、散水用のホースのシャワーで外側から洗ってしまうのです。我が家は断崖絶壁に建っていて外に足場がないので、室内にホースを回して、洗いたい窓の隣の窓から身を乗り出して洗います。窓が綺麗になると家の中が本当に清々しくなりました。

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夏至が近い頃はリビングの窓の向こうの海から太陽が昇ります。

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ダイニングの窓の外の雲と山・・・

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秋の窓・・・

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若葉の頃の窓・・・

我が家の壁に何もかけなくなってしまったのは、窓の外の景色が素晴らしいからです。

今回、自分の身体をもっと気遣わないといけないな~と反省しました。主婦はつい自分の事は最後になってしまいがちです。今まで出来た頑張りが出来ない年齢になったのだと思いました。無理せず気持ちよく生きれるよう、思い切って暮らし方を変えて行こうと思いました。