日差しが強くなり、気温が上がり、植物が一斉に大きくなっています。

山の下の畑の雑草もあっという間に伸びて、種が出来かけているのがあります。 種が熟して地面に飛んだらさあ大変、畑は雑草の天国。 その前に草刈りをしなければ、、、  Mさんの体調が今ひとつなので、Mさんから草刈機の使い方を習って、私がやってみる事にしました。

草刈機はとても長く重さもあります。 燃料を入れ、エンジンをスタートさせ、ベルトを左肩にかけて腰にハンドルが来るように安定させ、右ハンドルのレバーで回転数を調節しながら、先端の円盤状の刃を左右に振りながら草を刈るのだそうです。

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私の身長より長い草刈機

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ベルトを左肩にかけ、右のハンドルでスピードを調整しながら刈ります

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刃はこんな風になっています

出来るかどうかはやってみなければ分らないので、習った通りにスタート、刃が回り始めました。 草に葉を当てると面白いほどに切れます。今まで手で切っていたのがウソのようです。 それにしてもとても大きな音がします。 ご近所の方に迷惑だろうな~と思いながら、夢中で2日間、虎刈りですけれど何とか草刈りが済みました。

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刈る前の畑

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刈った後

畑にどうしてこんなに草が多いのかというと、実は半分は植えたものなのです。

私達はここをを8年前に借りたのですが、ここは放置された田んぼだったのです。 当時は畑と田んぼの違いも知りませんでした。 先ず憧れだったハーブやアーティチョーク等を植えました。 梅雨になると畑に水がたまって、それらのハーブは根が腐って全滅。

考えれば、畑に水をまけば地中に吸い込まれるのに、田んぼに水を入れれば溜まっているのですから、何で気が付かなかったのか。 田んぼは土は上30センチくらいで、下は石を敷き詰めて水がプールのように溜まるように作られているのを、その時知りました。 それから、浅い土と水はけを解消するためにどうしたらよいか、対策を考えました。

そして、借りている面積の半分を畑にして、半分はあぜ道にする。 あぜ道部分の土を畑に盛って土を深くし、あぜ道にはクローバーとレンゲソウの種を播いて水はけの緩衝材にしたのです。 クローバーもレンゲソウも土をよくしますし、害虫対策にもなります。

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ホワイト・クローバー

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レンゲソウ

あぜ道に播いたこれらの草は、雨が沢山降ればその水を吸い込んでくれるので畑はぬかるみになりません。 日照りが続いた時も畑の乾燥を和らげてくれます。 5~6年が過ぎた頃から、畑全体がふかふかになり、いるだけで気持ちの良い場所になりました。 土、微生物、水、植物、太陽が手を繋いで、調和した場所になった気がします。