一仕事終えてお天気もよいので、Mさんとブランチを食べに出かけることにしました。 山を越えた函南のベーカリーカフェに、ベジタリアンシチューがあるのをサイトで発見したからです。 そのカフェでの食事については次回にして、先に、帰りに寄った「オラッチェ」で見つけたネイチャー・ジオラマをご紹介したいと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA私はネイチャー・ジオラマというものを知りませんでした。 店内にその看板を見て何かしら? と、近づくと木の実などの自然素材で作った動植物の盆栽のようなものが並んでいました。 生き生きしていて可愛くて、見ていて飽きません。素材をとてもうまく生かしていて、見ているうちに自分でも作りたくなって来ます。

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イガイガの木の実の殻がライオンの顔

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馬の顔はドングリ、兎の顔は何の実かしら?

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恐竜もいました

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何かのお話の場面なのでしょうか?

それぞれのジオラマのキットも売られていて、キット以外にも色々な木の実や殻もそろっていて、自分で自由に創作も出来るのです。 平日なので店内はガラガラでしたが、テーブルに“制作優先”と書いてあるところを見ると、休日は子供達で一杯になるのでしょう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA棚の上の段にはジオラマが
下の段に並んでいるのはそのキット

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いろいろな木の実や殻

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ドングリも木の種類で形が違います

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松ぼっくりが胴体の 今年の干支の羊もいました

ソフトクリームをちょっと味見して、可愛いネイチャー・ジオラマを見て、
何だか楽しくて、幸せな今日の午後でした。

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駐車場に戻ると、こんなトラックが
車体の下に見たことがない機械があります
エコカーなのだと思います

Wikipediaには ジオラマ (仏:diorama) は、展示物とその周辺環境・背景を立体的に表現する方法で、博物館展示方法の一つである とあります。

考えれば私は、このジオラマが昔から大好きだったのです。 小さい時、紙に色を塗って切り抜いた家や植物や人を画用紙の上に並べて色々な世界を作る一人遊びに夢中でした。 祖母に連れられて、橋や川や家が配されている盆栽の展示会へ行き、ガリバーになった気分で小さい巨木の世界に釘付けになったり。  今これを書いていてMさんに言われたのですが、環境デザインを勉強した私の卒業制作は、水の公園のジオラマだったのです。 織物の研究を始めてから、日本の小袖の最盛期の裂れを誰が袖屏風に仕立てた名品のある、千葉県の国立歴史博物館によく行ったのですが、その博物館にある古墳時代から近代に至る日本の集落のジオラマの素晴らしさ!  山や川から家の中の什器まで、正確で美しく何時間見ていても飽きないのです。 ネイチャー・ジオラマを見て、いろいろな事を思い出してしまいました。