一昨日から１泊で東京に出ていました。用事を済ませ最後に上野公園へ行きました。
頂いた年賀状の筆の字が素晴らしかったと、その方とのお電話で話したら、「習っている書道の展覧会が上野公園の都美術館であるから」と、招待券を送って下さったのです。昔よく通った上野の美術館や博物館ですが、ここ１０年は足が遠のいていました。久しぶりの上野公園は雨に濡れ、お花見の余韻が流れていました。
書道展覧会の会場には全国の会員の方々の書が２５室にびっしりと展示されていました。書道をなさる方がこのように多い事に驚くと同時に、専門家だけではなく家庭の主婦や子供達が、素晴らしい字を書いていらっしゃる事に感動しました。お友達の書は色とりどりの色紙に短歌をさらさらと書いたもので、美しく気品があり、その方そのものでした。
様々にお化粧した和紙に散らした仮名交じりの字は、日本の美の世界だと思っていたのですが、アラビア語の世界にもそれがあるのをトルコの美術館で知りました。金を散りばめた美しい模様や絵に、優雅なアラビア語の文字が書かれたトルコ全盛時代の作品の数々。それは美と知が調和した素晴らしい世界でした。 同じ美術館にエメラルドの剣やダイヤモンドの椅子も展示されていたのですが、私達は空いているカリグラフィーの展示室に釘付けだったのを思い出します。
雨の桜とカップル
少し遅れて咲く枝垂桜は今が満開
このボンボンのような桜は何という桜なのでしょうか？
外灯には桜のリースが
ペイブメントにも桜が
トイレの建物にも桜です
ショッピングモールのようになった上野駅構内にANDERSENを見つけ
北海道のじゃが芋コロッケのサンドとスコーンの遅いブランチを食べて帰途につきました。
