先日お客様があったので、巨大ズッキーニを使った一皿をメニューに入れてみました。 無農薬有機栽培なのですから、自信を持って料理して、皆様に美味しく食べて頂けるよう工夫してみる事にしました。 大きくなりすぎたズッキーニは、調理すると種になりかけた種が実から外れて出てきて、種和えのような状態になる事が分ったので、今度は種のある部分をとってみました。

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先ず輪切りにして、次に縦に半分に切ります。 茎に近い種のない部分はそのまま放射状に6つ切りくらいにします。 種が気になる部分の種を取り除きます。

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種を取ってから縦方向に大きさをそろえて6つくらいに切ります。 全部切ったら軽く塩をして混ぜ1時間以上置きます。 その日はお天気がよかったので更に干してみました。

軽く干したズッキーニを炒めたのが、とても美味しかったのを思い出したからです。

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虫よけと速く乾燥させるために、扇風機もかけました。

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3時間後にはこんな風にしなびてきました。

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ボール代わりのテフロンの中華鍋に入れて、オイルをほんの少し入れ、
→ オイルをはじきやすいので、後で洗うのがボールより簡単だからです。

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(かじってみて塩気が少し薄かったので) 塩を少し降ってから、全体を混ぜます。

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ズッキーニがオイルでコーティングされました。 こうする事で焼く時表面温度が高くなり(水は100度だけれど、油は200度以上になるので)、表面に焦げ色がつきやすくなります。

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天板にオーブンペーパーを敷いた上に、ズッキーニを並べて、230度のオーブンで焦げ目がつくくらいに、15分前後焼きます。

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焼けました。

先ほどオイルを入れてかき混ぜたボール代わりのテフロンの中華鍋に、焼けたズッキーニを入れ、7月22日にご紹介した イタリアンハーブミックスのペッシェ を振りかけます。 辛くないので多めにかけました。

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全体をそっと混ぜて出来上がりです。

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温かいうちに食べても、冷蔵庫で冷やして冷たい前菜としても美味しくいただけます。

7月22日の巨大ズッキーニでお話しましたように、ズッキーニは陰性な野菜です。 でも陽性の塩を振って置くことで中庸に近づき、さらにこうして陽性の日に干すことでより中庸に近づきます。 暑い季節は体を冷やす食べ物をつい食べ過ぎてしまいますが、こんな風な知恵を取り入れて、中庸でバランスのよい食事と、体づくりを心がけたいと思います。