1月4日

初仕事を終えた織機

苦心の甲斐あって、やっと緯糸が既定の本数入るようになりました!

経糸が27本/cm、緯糸も26~27本/cm

これで成功です。

縦緯同じ本数でないと、模様織の1ユニットが真四角にならず、模様が縦長や横長になってしまうのです。

↓ 昨年12月2日の状態です。

経糸30本/cmだと、どう打ち込んでも緯糸が24-25本/cmしか入らず、模様が縦長になってしまっていました。骨折後身体のバランスが崩れて、打ち込むタイミングが今一つなのや、経糸の絹糸の処理工程の微妙な違いからだと思います。

どうしようか?

身体が全快すれば打ち込めるかもしれないけれど、何時になるか分からない。緯糸を細くする手もあるけれど、丁度よいのが無い。

考えに考えて・・・

↑ 12月29日  セットアップして織り始めた経糸を切って、経糸の密度を少し荒くする事に決めました。

密度の洗い筬(リード)に通し直しです。

30本/cmから27本/cmへです。

↑ 1月1日  筬通し終了

↑ 1月2日  筬を通った経糸を織機のビームに巻き込む棒に結び付けます。

この織機はスエーデン製なので、スエーデン式に結びました。そして織り始めたのですが・・・ 経糸が絹で滑りやすいからか直ぐに緩んで来るのです。北欧の織機はウールや麻を織る事が多くその仕様だからだと思います。

それでまた考えに考えて・・・

1月3日  コードと棒の代わりに、布と細い金属の棒を使う日本式のこんな仕掛けを作ってセットしました。

これでよし、ようやく織がスタート出来ます!

そして

↑ 1月4日  仕事始め

密度と糸の関係は成功、2021年の織のスタートです☆

でもこの続きを織るのは数か月先になってしまいました。

1月5日、私はまた骨折してしまったのです。